没後120年 ゴッホ展 (@名古屋市美術館)
500円のガイドフォンを借り、人込みをかき分け、じっくりゆっくりとみてきました。
なんだか、安住アナと一緒に美術館に来ているようで、ちょっと面白かったです(笑)。ミョーにまじめな解説に思えちゃって(笑)。
一番印象に残っているのは、『アルルの寝室』。実物からの迫力もさることながら、それを実際にCDに組み換え、大きさも実物も再現されている、その寝室です。ガイドにあった様に、絵から想像される広さよりも、狭い気がしました。そして、その扉の向こうがゴーギャンの寝室。。。 ゴッホはこの簡素な部屋に日本の簡素の美を求めたそうですが、確かに、通じるものがあるように思います。
ゴッホは、自分が気に行った作品に、自ら額装をしたらしく、その数はとても少ないんだとか。その一つが、『マルメロ、レモン、梨、葡萄』。額縁まで黄色。何種類もの黄色が重ねられ、迫力満点。ゴッホの訴えたい感情が、溢れ出てきそうです。 「果物の実だしさぁ、これだけ黄色だったら、我が家の西の玄関には、モッテコイだ・・・」と、まじめな顔して鑑賞しながら、こっそりほくそえんでいたのはヒミツです(笑)。
もちろん、『灰色のフェルト帽の自画像』や『ゴーギャンの椅子』だって、その迫力には、押されっぱなし。先日、大人のアトリエで、油絵をやっているから、前回のゴッホ展よりも、絵の具の盛り加減や、筆運び、技法など、注目点は増えました。いい経験となりました。
私は、前回のゴッホ展の方が、好きな作品が多かったです。それに、もっともっとゴッホにはたくさんの逸話があるんだから、もっともっと、『ゴッホになる経過』は、表現できたんじゃないかなぁ。もっともっとゴシップな部分があり、そこがあの作品の迫力でもあったのに。 展覧会で見られらのは、さらりと、”ゴッホの上澄み”だった気がします。 と、ド素人が偉そうに書くのも、おかしな話かな。
でもね、再現されたアルルの寝室やガイドフォンにより、絵画をより身近に感じられました。 ゴッホも生きていたんですよねぇ~。
あら、気づけば、ゴッホよりも年上になっていました(笑)。 それにしても、私よりも若くしてあんな作品を書き、没後120年たって、これほどまでにも愛される画家って、すごいなぁ~。
「断捨離してても、買うんだ・・・」と、ミュージアムショップを出てきた後、ヨシに言われました(笑)。これでも、厳選に厳選を重ねたんです。いいんです。いいんですーーーっ!!! 購買意欲は減ってはいますが、欲しいものは欲しいんですっ(爆笑)。
美術鑑賞の後には、ランチ。ひっさびさの知的なデート(笑)。こういうのも、たまにはいいよね。
by banbankoban2002
| 2011-03-03 17:29
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