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『虹の橋』

『虹の橋』_c0035843_23485866.jpg
明日は、人間の仏教界?で言うところの”コバンの四十九日”になります。 この間、実感したのは、コバンが居なくても、時は流れてゆき、私はご飯を食べ、眠り、笑い、泣き、、、、そうやって生活しているということ。髪の毛も伸びるし、お腹も減る。庭の植物は育ち、実がなる。実家の金魚やメダカも、卵を産み、孵化し、育っている。時は、流れ、前へと進んでいく。 取り残されている気持ちがあるようで、前へ進んでいる気持ちもあるようで。そんな49日間でした。
その間、家族や友達、ブログ友達など、どれだけの方たちに励まされたか分かりません。コバンは死をもって、改めて、これらのみなさんの思いを、感じることを教えてくれたのだと思っています。みなさん、本当にありがとう。

さて、その間に、励まされたのは、他にも、本や音楽などがありました。やはり、第三者の言葉は、別の意味で良きアドバイスになるものです。

その中の一つに、有名な『虹の橋』という詩があります。
以下、とあるサイトを引用しつつ、今日は長い長い投稿になりますが、ご紹介しようと思います。

・・・・・・・・・・・・・

この『虹の橋』は原作者不詳のまま、たくさんの動物のサイトに伝わっている物語です。
原文は英語で、それが世界中の共感を持った人達によって様々な国語に翻訳され、ネットを通じて伝えられています。
一部と二部があり、それぞれ作者は別とされており、翻訳をされたのは”いっけさん”。三部目は”芝山さん”の創作。
無断転載、無断複写大歓迎の文章です。是非みなさんも必要とされている方にはご紹介ください。みなさんも必要なことになった場合には、是非、改めて思い出してみてください。きっと、チカラになります(キノコの保証付き)。ただし、営利目的にはご使用にならないよう固くお願いします。


 <ハンカチ、ご用意くださいませ・・・。>

第一部  虹の橋
天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛し合っていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、
みんな暖かくて幸せなのです。

病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、
傷ついていたり不自由なからだになっていた子も、
元のからだを取り戻すのです。
・・・まるで過ぎた日の夢のように。

みんな幸せで満ち足りているけれど、ひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんが
ここにいない寂しさのこと・・・。

動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日・・その中の1匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。

突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。
あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。
そしてもう二度と離れたりはしないのです。

幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、
あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど、
その心からは一日も消えたことのなかったその瞳を。

それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・。


第二部  虹の橋にて
けれど、動物たちの中には、様子の違う子もいます。
打ちのめされ、飢え、苦しみ、
誰にも愛されることのなかった子たちです。
仲間たちが1匹また1匹と、それぞれの特別な誰かさんと再会し、
橋を渡っていくのを、うらやましげに眺めているのです。
この子たちには、特別な誰かさんなどいないのです。
地上にある間、そんな人は現れなかったのです。

でもある日、彼らが遊んでいると、橋へと続く道の傍らに、
誰かが立っているのに気づきます。
その人は、そこに繰り広げられる再会を、
うらやましげに眺めているのです。
生きている間、彼は動物と暮らしたことがありませんでした。
そして彼は、打ちのめされ、飢え、苦しみ、
誰にも愛されなかったのです。

ぽつんとたたずむ彼に、愛されたことのない動物が近づいていきます。
どうして彼はひとりぼっちなんだろうと、不思議に思って。

そうして、愛されたことのない者同士が近づくと、
そこに奇跡が生まれるのです。
そう、彼らは一緒になるべくして生まれたのでした。
地上では巡りあうことができなかった、
特別な誰かさんと、その愛する友として。

今ついに、この「虹の橋」のたもとで、ふたつの魂は出会い、
苦痛も悲しみも消えて、友は一緒になるのです。

彼らは共に「虹の橋」を渡って行き、二度と別れることはないのです。


第三部  雨降り地区
こんな風に、幸せと愛の奇跡に満ちている、「虹の橋」の入り口に、
「雨降り地区」と呼ばれる場所があります。
そこではいつもシトシト冷たい雨が降り、動物達は寒さに震え、
悲しみに打ちひしがれています。
そう、ここに降る雨は、残して来てしまった誰かさん、
特別な誰かさんの流す涙なのです。

大抵の子は半年もしないうちに、暖かい日差しの中に駆け出して、
仲間と戯れ、遊び、楽しく暮らす事ができます。
ほんの少しの寂しさと、物足りなさを感じながらも・・・。

でも、1年経っても2年経っても、ずっと「雨降り地区」から、
出て行かない子達もいるのです。

地上に残して来てしまった、特別な誰かさんがずっと悲しんでいるので、
とてもじゃないけれど、みんなと楽しく遊ぶ気になれないのです。
地上に残して来た誰かさんと同じ辛い想いをして、
同じ悲しみに凍えているのです。

死は全てを奪い去ってしまうものではありません。
同じ時を過ごし、同じ楽しみを分かち合い、愛し合った記憶は、
あなたの心から、永遠に消え去る事はないのです。
地上にいる特別な誰かさん達の、幸せと愛に満ちた想い出こそが、
「虹の橋」を創りあげているのです。

ですからどうか、別れの悲しみにだけ囚われないでください。
彼らはあなたを幸せにする為に、神様からつかわされたのです。
そして、何よりも大事な事を、伝えにやって来たのです。

命の儚さと愛しさを。
束の間の温もりに感じる、慈悲の心の尊さを。

その短い生涯の全てを以って、教えてくれるのです。
癒える事のない悲しみだけを、残しに来るのではありません。

思い出してください。
動物達が残して行ってくれた、形にも、言葉にもできない、様々な宝物を。

それでも悲しくなったら、目を閉じてみてください。
「虹の橋」にいる、彼らの姿が見えるはずです。

信じる心のその中に、必ずその場所はあるのですから・・・。

・・・・・・・・・・・・・

コバンが空の上に引っ越してまもなく、ヨシが第一部を教えてくれました。「コバンもこんな場所に居て欲しい」そう願い、コバン供養の旅(20090614)では、それを一心に願い、お参りしました。コバンはとってもとってもいい猫(こ)だったから、お願いですから、虹の橋のたもとに、居させてください、と。
その少し前に、第二部も読んでいました。そういう出会いも、とてもすばらしいとさえ、思いました。
そして、つい最近、読んだ第三部。分かっては居るモノの、悲しみは消えません。こういう内容のことは、本でも読んでいるし、人からも聞きます。でも、でも。  でも、そこだけにとらわれていては本当にいけないんだな、と改めて思いました。

『虹の橋』のように、キリスト教っぽい"一生は一度"を信じるか、仏教のような"転生輪廻"を信じるかは、人それぞれ。でも、この『虹の橋』は、そこにすがってみたいな、と思う詩です。もちろん、生まれ変わってもまた、コバンと一緒の時間を過ごしたいなぁ~、いや、今すぐにでも生まれ変わって欲しいなぁ~と思ってみたり。ワガママ、支離滅裂、上等! でも、そろそろ、 『メソメソ許容期間』は、卒業しなくちゃな、と思ってます。

写真は、2007年10月のもの。あぁ、コバン、元気だったよなーと思い出しつつ、ひっぱりだしてきてみました。我が家の庭から撮った写真。しかも、ダブルレインボー。今は、このたもとにコバンは居ることを願ってます。

   by キノコ


大丈夫、大丈夫。もうちょっとで、虹の橋の手前に、着くよ。
そろそろ、雨降り地区から、出られそうです。

   by コバン@空の上
by banbankoban2002 | 2009-06-30 23:49 | 猫サンいろいろ


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